法人向けウイルス対策ソフトの選び方とは?6つの比較ポイントと注意点

セキュリティソフト
2023.11.20

年々巧妙化するサイバー攻撃やウイルス感染に備えて、ウイルス対策ソフトの新規導入や乗り換えを検討している企業は多いでしょう。ウイルス対策ソフトを選ぶ際は、比較ポイントを知ったうえで検討することが大事です。

ここでは、法人向けウイルス対策ソフトを選ぶ際に重要となる6つの比較ポイント、導入する際の注意点などについて解説します。

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目次

法人向けウイルス対策ソフトと個人向けウイルス対策ソフトの違い

法人向けウイルス対策ソフトは、「ウイルスからシステムを守る」という基本的な性能面においては、個人向けのウイルス対策ソフトとあまり変わりません。しかし、大きな違いとして以下の2つが挙げられます。

管理者による一元管理ができる

法人向けウイルス対策ソフトを導入することで、会社全体のパソコンなどのデバイスを一元管理できるようになります。デバイス別にウイルス対策ソフトをインストールする場合、アップデートや設定、ライセンス更新などの作業は従業員一人ひとりや管理者が行う必要があります。

しかし、日々の業務に追われるなか、従業員一人ひとりや管理者がウイルス対策ソフトを管理するのは現実的ではありません。一元管理ができれば社内のリソースも最適化でき、アップデートなどセキュリティの状況も把握しやすくなるでしょう。また、一元管理によってバージョンや設定の差をなくすことで、セキュリティレベルの統一が可能です。

コストを抑えやすい

法人向けウイルス対策ソフトは、利用年数や使用するデバイスの台数などを指定して、一括で契約することが一般的です。利用年数や導入台数が多くなれば、1ライセンスあたりの価格は安くなる傾向にあります。個人向けソフトの場合だと1ライセンスの価格は固定なので、法人向けのほうがコストを抑えやすいでしょう。

法人向けウイルス対策ソフトを選ぶ際に重要な6つのポイント

ポイントを説明する人

法人向けウイルス対策ソフトを選ぶ際には、どのような点を確認すればよいのでしょうか。確認したい重要なポイントを6つご紹介します。

管理のしやすさ

複数のデバイスを管理する法人向けウイルス対策ソフトにおいて、管理のしやすさは大事なポイントです。ウイルス対策ソフトの管理画面が使いやすければ、管理の負担も減るでしょう。また、多くのウイルス対策ソフトでは、専用の管理画面からアップデートやウイルス検出時の対処などが行えるようになっています。しかし、ウイルス対策ソフトによって管理画面に備わっている機能は異なります。管理画面の見やすさや使いやすさとともに、具体的な機能についても確認するようにしましょう。

セキュリティレベル(ウイルス検出力)

ウイルスをどれだけ正確に検出できるか、ウイルスの検出率やスキャンのスピードなども重要な要素です。セキュリティソフトの検出率は、第三者機関によって保護率と誤検知の2つの観点から評価されます。保護率とは、ウイルスから適切にデバイスを守れたかを示す数値で、誤検知は異常がないファイルを誤ってウイルスだと判定することです。保護率が高く、誤検知の数が少ないソフトほど、セキュリティレベルは高いといえるでしょう。

未知のウイルスへの対応力

ウイルスは日々変化しており、対策していても新たな種類のウイルスが発生し、攻撃を受ける可能性もあります。未知のウイルスを検出できるのか、未知のウイルスを検出した際に定義ファイルをどれだけ迅速にアップデートできるのかなど、対応力の高さも注目したいポイントです。

動作の軽さ(デバイスへの負荷)

セキュリティレベルが高いソフトであっても、パソコンなどデバイスへの負荷が大きい、日常の業務に支障をきたす可能性があります。特に社内で使用しているパソコンの古さやスペックによっては、ソフトをインストールしたあとの動作が重くなる可能性もあります。スムーズに業務を行うためにも、デバイスの動作にどれだけ影響があるのかをチェックしておきましょう。

コスト(初期費用・更新料)

法人向けウイルス対策ソフトでは、ライセンスの使用料に加え、初期費用やライセンス更新料が発生することが一般的です。数年単位で契約するなら、トータルでかかるコストを比較しましょう。
また前述のとおり、長い期間を一括で契約することでコストを抑えられる場合があります。しかし、無駄なコストを発生させないためにも、将来的に利用規模(インストールする台数)が変動する可能性はないかを考慮したうえで利用年数を検討してください。

サポート体制

万が一ウイルスに感染した場合や、操作方法・管理方法に関するお悩みがある場合に、十分なサポート体制が整っているかも重要なポイントです。迅速に対応してくれるか、24時間受付可能か、問い合わせ窓口は電話かWebか、対応している言語などもチェックしましょう。

サポートを利用するにはオプションとなるケースと、料金に各種サポートが含まれているケースがあるため、契約前によく確認してください。

ALSOKが提供するウイルス対策ソフト「MR-EP」は、パソコンへの負荷が少なく、万一ウイルスに感染した場合の自動復元やパソコンの一括管理が可能です。高いセキュリティレベルとサポート体制で未知のウイルスにも安心です。30日の無料トライアルもお気軽にお申込みください。

ウイルス対策ソフトを導入する際の注意点

セキュリティソフトの入ったパソコン

ウイルス対策ソフトを導入する際には、いくつか注意点があります。

自社で使用しているデバイスのOSに対応しているか確認する

ウイルス対策ソフトによって、対応しているOSや動作環境は異なります。導入したいウイルス対策ソフトが、自社で使用している環境に対応しているかは十分に確認してください。場合によっては、OSをアップデートする必要が出てくるかもしれません。

インストール台数・デバイスの種類を確認する

インストール可能な台数やデバイスの種類も、ウイルス対策ソフトによって異なります。5人~25人などの小規模な環境に適したソフトや、パソコンだけではなくスマートフォンやタブレットも対象に含まれるソフトもあります。自社の規模や環境に合っているか、必要な条件が揃っているかも必ず確認しましょう。

従業員のセキュリティ教育も併せて行う

ウイルス対策ソフトを導入しただけでは、100%ウイルス感染を防げるわけではありません。従業員個人の不注意により、ウイルスに感染することも考えられます。インシデントのリスクをできる限り抑えるには、パソコンを使用する従業員自身の情報リテラシーを向上させることも重要です。定期的に研修を実施するなど、セキュリティに対する意識の向上を促しましょう。

パソコンへの負荷が少なく、動作が軽快なウイルス対策ソフト「MR-EP」

ALSOKが提供するウイルス対策ソフト「MR-EP」は、米国のWebroot社によるフルクラウド型のウイルス対策ソフトサービスです。Webroot社の次世代型セキュリティソフトに、日本のテクノル社による運用サポートが加わったセキュリティサービスで、日本国内で7,600社、101,700ライセンスの導入実績があります(2022年5月時点)。

「MR-EP」のおもな特徴

動作が軽い

データの処理はクラウド上で行うため、ソフトがインストールされているパソコンへの負荷を抑えられます。

低価格で導入可能

1台あたり月額220円(税込)と低コストで導入可能です。1ライセンス単位で契約可能なので、できるだけ価格を抑えたい場合にも検討しやすいでしょう。また、利用台数が一定数を超えると、月額料金が割引になる場合があります。

未知のウイルスにもスピーディーに対応

システムは常にアップデートされ、最新状態に保たれているため、未知のウイルスが出現したとしても最短5分で定義ファイルを配信します。

ロールバック機能がある

MR-EPには感染時に備えて、ウイルスにより改ざん・改編されたデータを自動でロールバック(復元)する機能も搭載されています。このロールバック機能があることでウイルス感染したとしても復元できるので安心です。

管理がしやすい

会社単位での一括契約なので、パソコン1台ごとに契約を更新・管理する必要がありません。無料で提供している管理コンソールから、全体を一元管理できるため、スムーズに運用できます。

まとめ

法人向けウイルス対策ソフトには、「管理者による一元管理ができる」「費用を抑えやすい」「セキュリティのレベルを統一できる」などのメリットがあります。サイバー攻撃から自社を守るためには、セキュリティに対する危機感を高め、相応の準備をしておくことが重要です。
法人向けウイルス対策ソフトの新規導入、乗り換えを検討している場合は、ALSOKが提供するウイルス対策ソフト「MR-EP」の導入をご検討してみてはいかがでしょうか。

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